占いから見た恋愛依存の10の特徴/その原因と克服方法とは



占い相談に来られる方の中には、恋愛依存症の傾向があると思われる方も少なからずいらっしゃいます。

また恋愛依存の場合は、占い依存にもつながりやすいようです。


こちらに、占いに来られる恋愛依存の方の特徴や原因、克服方法についてご紹介してみたいと思います。

自分や周囲の人が恋愛依存に陥っていないかどうかをチェックするための、ひとつのご参考になさってください。


占いに見る恋愛依存の特徴


恋愛に依存しやすくなっている方が占い相談に来られると、こちらのような共通した特徴が見られます。

□ 相手の気持ちを何度も確認したがる
□ いつ連絡があるか、いつ会えるかに強い関心がある
□ 相手の行動や人間関係を細かく知りたがる
□ 相手の気持ちが自分に向いていないと耐えられない
□ 相手の立場や状況にはあまり関心がない
□ 恋愛中心で、他に趣味や生きがいを見出せない
□ 機能不全家族で育ったアダルトチルドレンであり、自信がない
□ 相手と共依存の関係に陥っている
□ 衝動性が強い
□ 優柔不断で物事を決められない
□ 不倫をしている


このような方に共通して見られるのは、相手との意思疎通がうまくいかなくなると、占いを介在して相手の気持ちを尋ね、相手が自分に関心があるかどうかをくり返し確認したがる点です。

「相手はあなたのことを想っています」と伝えると嬉しくなって子どものように喜びますが、またすぐに不安になって日を置かずに占い相談に来られます。

場合によっては、「今日はまだ相手から連絡がありません。なぜでしょうか?」と、毎日のように尋ねてこられる方もいらっしゃいました。

毎日、隔日に占いを利用し、同じことをくり返し尋ねずにはいられなくなってしまうのは、依存症の領域といえるでしょう。


また、このような方ほど、占い師さんから都合の良くないことを言われると、激しく動揺します。

そのため、安心できるまで別の占い師さんを渡り歩き、多くの時間やお金を費やす、いわゆる占いジプシーになりがちです。

→ 占いジプシーについての記事はこちら


そして、自分にとって都合の良いことを言ってくれる占い師さんばかりを訪ねるようになります。

恋愛依存の方にとって、占いは一種の精神安定剤なのです。


恋愛依存の原因は?


では、なぜ恋愛依存の方は、このような強迫的な状態に陥ってしまうのでしょうか。

そこには、やはり「不安」が大きな原因として存在しています。

恋愛依存から占い依存に陥りやすくなる方は、「相手が離れていってしまうのではないか」「そうなったら自分は生きていけない」という「見捨てられ不安」を強く持っている場合が多いもの。

「見捨てられ不安」は、機能不全家族で育ったアダルトチルドレンに共通して見られる特徴の1つです。


アダルトチルドレンは、自分が幼少期から親に愛され、受け入れられたという実感を持てずに育ってきたため、過剰に相手に尽くし、愛情を得ようとする態度が身に着いてしまっています。

そのため、「自分が尽くせば、相手が変わってくれるかもしれない」と自己犠牲的な努力をするのですが、その努力が報われることは殆どありません。


人間関係は己(おのれ)を映す鏡といいますが、「見捨てられ不安」を基に愛情を得ようとする関係は、「自分はどんなに頑張っても愛されない」「自分は愛される価値がない」という潜在的な不安を確認させるものとなります。

恋愛依存の人は、自分を愛してくれない相手を無意識に選び、本当に自分を想ってくれる人にはあまり惹かれません。

親からの「偽物の愛」を受けて育ってきたために、同じように愛情に欠ける人に出会うと、そこに妙な愛着を見出してしまうのです。


「偽物の愛」とは、「お前が言うことを聞いたら認めてあげる」という条件付きの愛のことです。

そして、「本当の愛」がどのようなものかを知らないため、愛を受け取ることができずに素通りしてしまいます。

そのため、「自分は愛されない」という思いを映し出す鏡のループをぐるぐると回ることになります。


これは苦しいものです。

しかし、本人は無意識にこの状態に陥ってしまうため、なかなか抜け出せません。

実際、報われない恋や不倫を何年も続け、気がついたら適齢期を過ぎていた、という現実に向き合うことになるパターンも多いものです。




恋愛依存を克服する方法とは?


では、恋愛依存から抜け出し、克服するにはどうすればよいのでしょうか。

その最初のステップは、まず自分が恋愛に依存していることに「気づく」ことです。

人は、自分が恋愛に夢中になっている時には、なかなか自分を客観的に見ることができないもの。

恋愛の昂揚感に浸り、幸福な未来を夢想しているうちは良いのですが、このような時間はいつの間にか過ぎ去ります。

そして、気がついたら心の中はいつも相手のことでいっぱいになり、自分への愛情を確かめたい気持ちに苛まれるようになります。


また脳のメカニズムから見ると、恋愛初期は脳内に恋愛ホルモンと呼ばれるフェニール・エチル・アミン(PEA)ドーパミンエンドルフィンなど、ときめきや快楽に関わる物質が大量に分泌され、昂揚感や多幸感が得られます。

これは麻薬やギャンブルと同じ、一時的な作用といわれています。


一時的に放出された脳内ホルモンは、また同じ気分を味わうことを欲するようになり、同じ快感を得ようと過剰なまでに相手に執着してしまいます。

その姿は、傍から見ると尋常ではないように感じられるのですが、本人は脳内ホルモンによって、どんどん依存状態にのめり込んでいくのです。

機能不全家族で育ったアダルトチルドレンと呼ばれる人々は、もともと精神を安定させるための脳内物質セロトニンが低下しやすくなっており、特にドーパミンやエンドルフィンが起こす作用に依存しやすくなります。


逆に言えば、恋愛依存を克服するためにはこの脳のメカニズムを活用し、セロトニンを増やすことがその一歩になるでしょう。

私たちは脳内にセロトニンが増えると、精神が安定し、満たされた気分になります。

それは、PEAやドーパミン、エンドルフィンがもたらすものとは違う、穏やかに持続する幸福感です。

それが、セロトニンが幸福ホルモンと呼ばれるゆえんです。


感情が満たされると、「自分はこのままでOK」という安心感を軸に物事を考えられるようになり、過剰に他人から満たしてもらおうとする欲求が減っていきます。

このことからも、恋愛依存は「愛情の飢餓状態」から起こると考えられます。

お腹が空いて飢餓状態になると、激しい空腹感を感じてお腹を満たすことしか考えられなくなります。

一時的に食べ物が与えられ、お腹が満たされると、それまでの飢餓状態から昂揚感でいっぱいになりますが、またすぐにお腹が減ってしまいます。


恋愛依存は、常にこのような愛情の飢餓状態にあるので、またお腹が空くこと(愛情が満たされないこと)を過剰に怖れます。

そして、相手に執着して愛情を求めるのですが、いくら与えられても心底満たされることがありません。

心の底は、いつも飢餓状態なのです。


そのうち、相手が疲れて去って行くと、「やっぱり私は愛される価値がない」という思い込みを強め、元の飢餓状態に戻ってしまいます。

または、相手から軽く見られるようになり、DVやモラハラなどを受けるのですが、それでも相手に尽くすということをくり返してしまいます。

また相手も見捨てられ不安を抱えているために、DV(身体的暴力・精神的暴力)を加えては泣いて謝罪する、という態度を見せることがあります。

すると、「彼は私を必要としている」という思いにますます拍車がかかり、共依存の関係にしがみついてしまうのです。


セロトニンを増やす方法は?


恋愛依存、占い依存を克服するには、脳内にセロトニンを増やすことが大切とお伝えしましたが、ではどうすればセロトニンを増やすことができるのでしょうか?


セロトニンは私たちが健康的な生活を送っている時、正常にはたらいています。

セロトニンを増やすには、健康的な生活習慣を心がけることが第一です。

・早寝早起きをする
・朝日を浴びる
・ウォーキングなどの軽い有酸素運動をする
・人とコミュニケーションをとる
・よく笑う
・バランスの良い食事を摂る


恋愛依存や占い依存に陥っている時は、上記のような健康的な生活からかけ離れているのではないでしょうか。

夜遅くまで彼からの連絡を待ち、またSNSなどをチェックし、なかなか寝付けず睡眠不足になりがち・・・。

日中も彼のことが頭を占めてぼんやりとし、食事もジャンクフードが多くなる、または甘いものやお酒などに依存する・・・。

そのような毎日を送っていると、余計に精神のバランスを崩してしまいます。

自分の容姿に自信がないからと、ダイエットで食事制限をしている女性も然りです。


健康的な生活習慣をふまえた上で、次のような行為もセロトニンを増やす手助けになります。

・泣く(感情を発散する)
・リズム運動をする
・ヨガや瞑想をする


これらは自分一人でできますので、占いなどに依存することなく、心のバランスを保つことができます。

感動的な映画を見て思い切り涙を流すと、身も心も緊張が解けてすっきりするでしょう。

また、リズム運動は軽いダンスやラジオ体操のような動きでもよいですし、ガムを噛むだけでも効果があるようです。

ヨガや瞑想は、ストレス状態にある脳をリラックス状態へと導いてくれます。


この他にも、自分らしさを感じられる趣味や仕事に没頭するなど、恋愛だけに心を奪われないよう、バランスを取ることも大切です。

また、自分に都合の良いことを言ってくれる占い師さんに頼るばかりでなく、客観的にアドバイスをしてくれる友人の存在も大切にしたいものです。


それでも恋愛依存から抜け出せないなら、心理カウンセリングや専門のセラピーなどを受けることもひとつです。

満たされない心の原因を見直して癒すこと、考え方を変えることで、本当の幸せとは何かを見直すきっかけになるでしょう。

恋愛依存に陥っている時は、相手にしがみついて一緒にいることが幸せと思い込み、離れることを過剰に恐れます。

しかし、不安から執着する恋愛が、本当の幸せにつながることはありません。

自分を愛し、大切にし、安定した心の状態から引き寄せたご縁が、真の愛情や幸せをもたらすことにつながるのではないでしょうか。


よかったら、こちらもご参考になさってください。

→ 依存せずに占いを上手に活用するには?

→ 占いとカウンセリングの違いとは?