大殺界の過ごし方・乗り切り方

以前、細木数子さんが提唱する「大殺界」という言葉がブームになり、今ではすっかり私たちの間にも定着してきました。

この大殺界とは、どのようなことを言うのでしょうか。

また、言葉だけを取り上げると不吉なイメージを持ってしまいますが、どのように捉えて過ごしていけばよいのでしょうか。

こちらに、私自身の占い師経験をまじえて、お伝えしてみたいと思います。


大殺界とは?


大殺界とは、六星占術による考え方で、私たちの誰もが12年に一度経験する運気の停滞期のことを指しています。

これは、六星占術の流れでいうと「陰影」「停止」「減退」の3年に渡る低迷期のことで、例えるなら「冬」の時期になります。

春、夏、秋のような動きやすさが抑えられるために身動きが取りにくくなり、思いがけない出来事も起こりやすい時期とされています。

幸運期が追い風を受ける時とすれば、大殺界は逆風に見舞われやすい時。

普通に行ったことが裏目に出る、大切な人間関係を失う、自分らしくない態度が現れやすくなる、チャンスを逃すなど、思うようにいかないことが増えるのも特徴です。

踏んだり蹴ったりのような大殺界の時期ですが、どのようなことが起こりやすく、どのような過ごし方をするのが賢明なのでしょうか。


大殺界の時はこんな出来事が起こりやすい


私自身の占い師経験から言うと、大殺界の影響はやはり見逃せないものがあります。

大殺界の時期に入られている相談者さんからよく聞かれる内容は、こちらのようなものがあります。

・恋愛がうまくいかない
・結婚話が進まない
・人が離れていき、寂しさを感じる
・転職や異動の後、仕事がうまくいかない
・トラブルやアクシデントが多い


これらは、不運期の時に現れやすい特徴の一例です。

また、自分は大殺界ではないのに恋愛で悩みが多いという方は、相手が大殺界だった、というケースも見受けられます。

相手の不安定さやトラブルの影響を受け、せっかくの良い運気を享受しきれていない場合もあるので、人間関係にも注意が必要です。


そして、占いに相談に来る方は深い悩みを持っている場合が多いため、調べてみると大殺界だった、ということも多いもの。

自分では大殺界にいることに気づいていない場合は、トラブルが続発して右往左往してしまい、絶望的になっている方もいらっしゃいます。

また、自分で大殺界とわかっていても、その身動きの取れない苦しさに耐えられず、つい焦って動き回ってしまい、かえってトラブルを大きくしてしまう、というケースもあります。

とにかく、この時期は悲観的な気分が出やすく、むやみに動くとトラブルメーカーになりかねない時ですので、できれば焦る気持ちを抑えて慎重に過ごしたいものです。


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大殺界にやってはいけないこと


大殺界に入ると判断力が鈍り、焦りや不安から行動を起こしてしまいがちです。

また、あまりプラスになるとはいえない人が寄ってきやすく、また甘い罠に誘われてしまいがちです。

この時期は、くれぐれも甘い言葉には乗らないよう、いつも以上に気を引き締めた方がよいでしょう。

心の隙につけ込まれてしまうと、大切なもの(人間関係・仕事・金銭など)を失ってしまいかねません。

「こうすれば運気が良くなる」などという言葉に誘われて、怪しい人々に大切な人生を奪われないよう、注意しましょう。


また、一般に言われるように、結婚や家の新築、引越しや転職、起業なども避けた方が無難です。

この時期に行ったことは成功しにくいか、または短い期間のご縁になりがちです。

それをふまえた上で人づきあいや仕事などに臨むか、末長い縁を望むなら、次の幸運期まで待つ方がよいでしょう。

このように伝えると、「相手が去ってしまうのではないか」「もう機会がないのではないか」と不安になる方がいらっしゃいますが、ここで縁が切れてしまうなら最初からそれだけのもの。

本当にご縁があれば、またチャンスが巡ってくるものです。

いずれにしても、大殺界はこうした辛抱が必要になる時期といえます。


大殺界の過ごし方・乗り切り方


大殺界の1年目、「陰影」の年は思い通りにいかないことが続くもの。

それまでの時期には努力が実ったり、収穫が得られるなど、安定した運気が続いていたため、この変化に戸惑ってしまいがちです。

ですが、大殺界に入っていることを自分自身が知ることで、大難を小難に、小難を無難に済ませることができます。

この時期は、自分の周りから人が離れていくこともありますが、それも自然の摂理と捉え、来るもの拒まず去るもの追わずの心構えでいると、大きなダメージとならずに受け流せるでしょう。

「今はそういう時期なんだ」と、淡々と構えることが大切です。


そして2年目の「停止」は大殺界の本番の時期。

夏の間は青々としていた木々の葉もすっかり落ち、周りは厚い雪に閉ざされているようなもの。

時には吹雪で身動きが取れない日もあるでしょう。

こんな時、自然界の動物たちは秋の間に集めた食糧で日々をつなぎ、余分な動きはせずじっとエネルギーを蓄えて過ごします。

中には春まで冬眠をする動物たちもいるでしょう。


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人間も大殺界の時はむやみに動き回るのを止め、おとなしく過ごすのがいちばんです。

おとなしく過ごすというのは何もしないことではなく、「動」から「静」に行動を変えるということ。

家の中で読書をして知識を蓄えたり、音楽を聴いて感性を磨いたり、語学習得や資格取得のための学習をしたりと、この時期にもできることはたくさんあります。

そして、この時期に身につけたことを、次の新しい運気の時に生かしていくことができるのです。


3年目の「減退」になると、それまでの2年間よりも少しずつ身軽になっていくことが感じられるでしょう。

試練を乗り越えてきた分、心が鍛えられている人は、ここに来て余裕が出てくるかもしれません。

まだまだ油断はできない時ですので、新しいことを始める、新しい出会いに期待することはできませんが、来年からの新しい運気に向けて準備を始めるにはふさわしいでしょう。

自然の流れに従い、自制心を保ちながら一歩ずつ春に向かっていく時期です。


植物は、秋に蒔いた種が冬の間じっと土の中で根を張り、春になると芽を出して花を咲かせ、実りをもたらします。

大殺界は決して不吉で悪い時期という訳ではなく、運気の中で冬の時期を過ごすようなもの。

逆にいえば、しっかりと根を張り、次に大きな実りをもたらすための準備を始める時期といえるのです。

この時期にヤケを起こさず、知識を持って忍耐力を養い、人としてもより一層成長できるチャンスに育てていきたいものです。



また、こちらの記事も併せてご参考になさってください。

→ 江原啓之さんが教える占い・運気についての考え方とは?



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