占い師がされて困る質問とは、どのようなものでしょうか?
私も過去の占い師経験の中で、「困ったなぁ…」と思う場面が何度かありました。
そんなエピソードをまじえて、こちらにいくつかお伝えしたいと思います。
占い師さんに相談をされる時、お互いの温度差を縮めて良い回答を引き出せるよう、ひとつのご参考になさってください。
占い師が困る質問の例・その1「究極の質問」
占い師は、初めて来られる相談者さんから、究極の質問を投げかけられると困ります。(笑)
例えば、
「私の寿命について教えてもらえますか?」(命に関することは観られません。手相を観てもらいましょう)
とか、
「仕事の採用の返事がもらえないと生きていけません。採用されるでしょうか?」(試験の合否についても観られません)
などというものです。
こうした質問が究極なのは、もし「あなたは短命です」「答えはノーです」という答えが出た場合、相談者はどう感じるでしょうか。
おそらく、大きなショックを受けてしまうでしょう。
そうした質問には、簡単には答えにくいものです。
かといって、「幸せに100歳まで生きますよ」「必ず採用されます」とは言い切れないのも現実。
大きな悩みを抱え、切羽詰まっている状況だとは思いますが、
- どうすれば寿命を全うできますか?
- この先、仕事運は開けますか?
- 他に良い方法はありますか?
など、視野を広げて考えられる質問を投げかけると、価値ある答えを引き出せるでしょう。
占い師が困る質問の例・その2「占い師を試す」
ごく稀に、有料で占い相談に来られながら、占い師を試す質問で追い詰めてくるような方がいらっしゃいます。
例えば、
「前回は希望があるという答えでしたが、今回はどうですか?」
と前回の鑑定を引き合いに出され、質問をしてこられる場合があります。
こうした場合は、「前回と違う答えを出してくれるな」と暗に示していることになります。
このような無言の取り引きは占い師へのプレッシャーになりかねず、純粋な占いを妨げてしまいます。
また、前回と同じ答えを伝えた場合も、「でも、こうした無理な条件があります」と言ってこられ、「無理なら無理と言ってください」と答えをねじ曲げようとされることもあります。
これは心理学の交流分析でいう「はい、でも…」ゲームというやりとりにも通じるものがあり、相手の答えを否定することで関係をこじれさせることを目的としています。
相手からの「ノー」を引き出し、「自分はやっぱり見捨てられるのだ」という、本人が元々抱えている「基本的な構え」を確認するのです。
もちろん、本人は無意識です。
「ゲーム」には他にもいくつか種類がありますが、本人が幼少期に親や周囲の人から受けたコミュニケーションの仕方や態度(ストローク)がその発端になり、こうした態度が身に付いてしまうとされています。
短い鑑定時間で答えを求められる中では、相談者のゲームに対応しきれないことが多く、鑑定自体が混乱したまま終わってしまうことになります。
そして、また次の占い師に相談しては同じことをくり返す、という堂々巡りのスパイラルに陥ってしまいます。
これは相談者本人にとって、大きなエネルギーやお金の浪費になります。
占い師や周りの人にいつも同じようなパターンのゲームを仕掛けてしまう場合は、心理カウンセリングを受けると良いかもしれません。
占い師が困る質問の例・その3「質問内容がこじれている」
恋愛相談では、「相手はなぜ返事を返してくれないのでしょうか?」「なぜ未読スルー or 既読スルーするのでしょうか?」などという質問が多いものです。
相手と連絡を取れない原因や、気持ちを占うことはごく一般的です。
ただ、こうした質問自体に本人の怒りや劣等感が追加されている場合は、とても答えにくい場合があります。
例えば、「私からの連絡が迷惑なら、なぜそう伝えてくれないのでしょうか?」という質問があります。
これは、「自分からの連絡は相手に迷惑なのではないか?」という怖れと、「相手はなぜ気持ちをはっきりと伝えてくれないのか?」という不安や疑問が、相談者自身の中で混乱して出てしまっています。
このような質問は、まず占い師自身が質問内容を解読するのに時間がかかります。
また、その中でカードを展開し、答えを伝えるのは至難の業です。
上記のように「質問を分ける」「占い師が聞いて理解しやすい質問を考える」など、相談者側もシンプルに尋ねる方が、明快な答えを得られやすいでしょう。
質問内容には、自分の先入観を入れないということですね。
以上、今回は3つの例をご紹介してみました。
占い相談をする時は、悩みで混乱していることが多いもの。
自分が「どんな答えを受け取りたいのか?」を想定しながら、なるべくわかりやすく適切な質問をするとよいでしょう。
そして、できれば占い師さんに対し、素直な気持ちで相談するように心がけたいものです。
占い師さんへの良い質問の仕方とは?
では、占い師さんへの良い質問の仕方はあるのでしょうか?
以下に、管理人の占い経験&占い師経験をもとにした例をお伝えしますので、よかったらご参考になさってください。
占い師さんに相談する時の基本とは?
初めての占い師さんに相談をする場合は、当たり前ですが、最初に挨拶をするのが基本です。
武道でも、最初に相手と対面して礼をしますね。
挨拶をすることでお互いを認識したという合図になり、呼吸を整え、波長を合わせる意味合いもあります。
コミュニケーションの準備を整えるためにも、型通りの挨拶を交わすとより良い鑑定が受けられるでしょう。
また最初の第一声でその人のタイプがわかることもあり、お互いに相性を見る上でも大切なステップです。
もし相談者側が「この占い師さんとは相性が合わない」と感じたら、すぐに電話を切ってしまってもオーケーです。
料金を支払うのは相談者側ですので、話の途中で「おかしいな」と感じたら遠慮しないで切り上げましょう。
ただ、その際もその占い師さんを選んだのは自分ですから、「ありがとうございました」とお礼を述べてからにすると良いでしょう。
また相性の合わない占い師さんに出会ってしまった場合は、次のようなサインと受け止められます。
- 自分自身の波長が整っていない
- タイミングが合っていない
- 今は占い相談をする時ではない
できれば日を置いて、心を落ち着けてから改めて利用すると良いでしょう。
占い師さんへの質問の仕方
占いに相談をする前には、事前に質問を用意しておくと鑑定がよりスムーズに運びます。
要点をメモにまとめ、いちばん聞きたいことから優先順位をつけて質問していくと良いでしょう。
順序立てて質問する
例えば、「恋愛」についての質問が3つあれば、最も知りたいことから順番に尋ねていきます。
そして、次に「仕事」について質問をする、というように順序立てていくと良い流れが作れるでしょう。
時々、「恋愛」の相談の後に「仕事」の相談をされ、カードを展開している最中にまた「恋愛」のことを尋ねてこられる、という場合があります。
占い師側はなるべく相談者のペースに添うように鑑定しますが、全体の流れが乱れてしまうと結果がぼやけてしまうこともあります。
そのためにも、なるべく順序立てて質問の流れを作っていくと良いでしょう。
聞き忘れたことがあればひと区切りついてから改めて質問するなど、占い師さんと呼吸を合わせることも大切です。
同じ質問は1度まで
また、1度の鑑定中に同じ質問を2度、3度とくり返すことも避けた方が良いでしょう。
1度目に答えを受け取った後、2度目に違う答えを期待するのは、占い師さんの鑑定を信頼していないことになります。
1度目に受け取った答えがその時のベストな回答と受け取り、再度同じ質問をする時は数日後まで待つようにしましょう。
もし受け取った答えがよく理解できないという場合であれば、こちらもひと区切りついた時に、改めて説明を求めると良いでしょう。
何度も同じ質問をしたくなる時は?
スピリチュアル的にいえば、同じ質問をするのは2度までというのが基本です。
納得のいかないことがあれば、数日置いてからもう一度質問し、その答えを受け入れるようにしましょう。
それが、「今与えられた最善の答え」といえます。
何度も答えを確かめたくなり、日を置かずに同じ質問をくり返したり別の占い師さんに尋ねたりするのは、エネルギーの浪費になります。
占いジプシーにならないためにもこうしたある程度のルールを知っておき、節度を守るようにしたいものです。
占いジプシーについては、こちらの記事もご参考になさってください。
占い師に質問できること・できないこと
占いの得意分野は、「目に見えない運命」や「相手の気持ち」といった情報を伝えること。
そのために統計学やタロットカード、霊感・霊視・透視能力などを駆使し、様々な角度から恋愛や結婚運、仕事、人間関係、健康運、金運、今後の見通しなどを紐解いていきます。
また「気になる相手が今どう思っているのか」「これからどうしようと思っているのか」などを読み解いていきます。
そして、今の現実を生み出している過去の原因を辿り、未来予想図を導き出します。
さらに、どうすれば問題を解決しやすくなるかをアドバイスするのも占いの役目といえます。
こうした質問であれば、わりとスムーズに占いが展開していくでしょう。
また占い師さんにもよりますが、質問を遠慮した方が良いことがあります。
私自身、占い師の経験が浅い頃はあらゆる内容を受けていましたが、経験を重ねる中で、占いで「引き受けられること」「引き受けられないこと」の線引きがわかるようになってきました。
専門家の分野
例えば、お医者さんや弁護士さんなどの専門家が引き受ける相談については、占いでは観ないというのが基本です。
霊視や透視能力により身体の中まで視えることも実際ありますが、医学や法律に関しては占い師はプロではありませんので、病気の診断や裁判の結果などについては答えることができないことになっています。
代わりに、「健康運」や「今後の運気の流れ」などを質問してみると良いでしょう。
子宝占い
子宝についてのご相談も多いものですが、人の命に関わることも基本的には遠慮した方が無難です。
子宝占いを得意としている占い師さんもいらっしゃいますので、知りたい場合は専門の占い師さんを探すと良いでしょう。
そして、結果をあくまで占いとして受け止め、執着せずに現実的な努力も行っていきましょう。
当サイトでは、子宝占いについての記事をご紹介していますので、そちらも併せてご参考になさってください。
デリケートな事柄
「お付き合いした相手が宗教に関わっていた」などというご相談も時々ありますが、こちらも占うのは難しいデリケートな事柄になります。
できれば、専門家に相談する方が望ましいでしょう。
そして、家族や友人など、周りの親しい人に相談してよくアドバイスを聞くようにしましょう。
インターネットの掲示板などで、同じ相談や経験者のエピソードを調べてみるのも参考になります。
離婚占い
離婚のご相談もありますが、今は離婚カウンセラーがいるほど専門性の高い領域です。
占いを参考にしながら、込み入った事柄や人生の重大な決断については、専門カウンセラーや弁護士さんに相談されるのが現実的です。
また、離婚占いに実績のある先生に相談されるなど、よく調べてから依頼するのが無難です。
離婚占いについては、こちらの記事もご参考になさってください。
他人の不幸
また、他人の不幸を尋ねることも控えた方が良いでしょう。
例えば、「彼は奥さんと離婚するでしょうか?」など相手の不幸を予測するような質問は、高い次元でのお伺いを立てる事柄とはかけ離れてしまいます。
気持ちはわかりますが、こうした質問で自分自身の波長を低めてしまわないよう内容にも気を配ると良いでしょう。
自分自身が発する言葉には、言霊(ことだま)が宿ります。
自分にとっても相手にとっても、幸せになる言葉を発するようにしたいものです。
それが結果的に、自分自身の幸せにつながります。
合否・ギャンブル・失せ物
他に、試験の合否やギャンブルの予想、失せ物についてなど、占い師さんによっては占えない事柄があります。
占い師のプロフィールにその内容が記載されていることが多いので、事前によくチェックしてみると良いでしょう。
失せ物占いについては専門家もいますので、こちらの記事をご参考になさってください。
電話占いを利用する時は、お互いに気持ちの良い鑑定ができるようあらかじめ質問を準備し、節度のあるコミュニケーションを心がけるようにしましょう。
それがより良い結果を引き出し、幸せな未来を作り出していくための秘訣でもあります。
また、こちらの記事も併せてご参考になさってください。
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