電話占いを利用する時、占い師さんへの良い質問の仕方というのはあるのでしょうか。
こちらは、私自身の占い師経験が主になりますが、ひとつのご参考にしていただけると幸いです。
初めての占い師さんに相談をする場合は、当たり前ですが、最初に挨拶をするのが基本です。
武道でも、最初に相手と対面して礼をしますね。
挨拶をすることでお互いを認識したという合図になり、呼吸を整え、波長を合わせる意味合いもあります。
コミュニケーションの準備を整えるためにも、型通りの挨拶を交わすようにすると、より良い鑑定が受けられるでしょう。
また、最初の第一声で相手のタイプがわかることもあり、お互いに相性を見る上でも大切なステップです。
もし、相談者側が「この占い師さんとは相性が合わない」と感じたら、すぐに電話を切ってもOKです。
料金を支払うのは相談者の方ですので、話の途中で「おかしいな」と感じたら、遠慮しないで切り上げましょう。
ただ、その際もその占い師さんを選んだのは自分ですから、「ありがとうございました」とお礼を述べてからにするのが望ましいでしょう。
また、相性の合わない占い師さんに出会ってしまった場合は、その時の自分自身の波長が整っていない、タイミングが合っていない、今は占い相談をする時ではない、というサインかもしれません。
できれば日を置いて、心を落ち着けてから改めて利用するようにしたいものです。
占い師さんへの質問の仕方
占いに相談をする前には、事前に質問を用意しておくと、鑑定がよりスムーズに運びます。
メモなどに要点をまとめ、いちばん聞きたいことから優先順位をつけて質問していくと良いでしょう。
例えば、「恋愛」についての質問が3つあれば、最も知りたいことから順番に尋ねていきます。
そして、次に「仕事」について質問をする、というように、順序立てていくと良い流れが作れるでしょう。
時々、「恋愛」の相談の後に「仕事」の相談をされ、カードを展開している最中にまた「恋愛」のことを尋ねてこられる、という場合があります。
占い師側はなるべく相談者のペースに添うように鑑定しますが、全体の流れが乱れてしまうと、結果がぼやけてしまうこともあります。
そのためにも、なるべく順序立てて質問の流れを作っていくと良いでしょう。
聞き忘れたことがあれば、ひと区切りついてから改めて質問するなど、占い師さんと呼吸を合わせることも大切です。
また、1度の鑑定中に同じ質問を2度、3度とくり返すことも避けた方が良いでしょう。
1度目に答えを受け取った後、2度目に違う答えを期待するのは、占い師さんの鑑定を信頼していないことになります。
1度目に受け取った答えがその時のベストな回答と受け取り、再度同じ質問をする時は数日後まで待つようにしましょう。
もし受け取った答えがよく理解できないという場合であれば、こちらもひと区切りついた時に、改めて説明を求めると良いでしょう。
また、スピリチュアル的にいえば、同じ質問をするのは2度までというのが基本です。
納得のいかないことがあれば、数日置いてからもう一度質問し、その答えを受け入れるようにしましょう。
それが、今与えられた最善の答えといえます。
何度も答えを確かめたくなり、日を置かずに同じ質問をくり返したり、また別の占い師さんに尋ねたりするのは、エネルギーの浪費になります。
占いジプシーにならないためにも、こうしたある程度のルールを知っておき、節度を守るようにしましょう。
質問できること・できないこと
占いの得意分野は、目に見えない運命や相手の気持ちといった情報を伝えること。
そのために、統計学やタロットカード、霊感・霊視・透視能力などを駆使し、様々な角度から恋愛や結婚運、仕事、人間関係、健康運、金運、今後の見通しなどを紐解いていきます。
また、気になる相手が今どう思っているのか、これからどうしようと思っているのかなどを、読み解いていきます。
そして、今の現実を生み出している過去の原因を辿り、未来予想図を導き出します。
さらに、どうすれば問題を解決しやすくなるかをアドバイスするのも、占いの役目といえます。
こうした質問なら、わりとスムーズに占いが展開していくでしょう。
また、占い師さんにもよりますが、質問を遠慮した方が良いことがあります。
私自身、占い師経験が浅かった頃は様々な内容を受けていましたが、経験を重ねる中で、占いで「引き受けられること」「引き受けられないこと」の線引きがわかるようになってきました。
例えば、お医者さんや弁護士さんなどの専門家が引き受ける相談については、占いでは観ないというのが基本です。
霊視や透視能力により、身体の中まで視えることも実際ありますが、医学や法律に関しては占い師はプロではありませんので、病気の診断や裁判の結果などについては、答えることができません。
代わりに、「健康運」や「今後の運気の流れ」などを質問してみると良いでしょう。
子宝についてのご相談も多いですが、人の命に関わることも基本的には遠慮した方が無難です。
子宝占いを得意としている占い師さんもいらっしゃいますので、どうしても聞きたい場合は専門の占い師さんを探すと良いでしょう。
そして、結果をあくまで占いとして受け止め、執着せずに現実的な努力も並行していきましょう。
また、お付き合いした相手が宗教に関わっていた、などというご相談も時々ありますが、こちらも占うのは難しいデリケートな事柄になります。
できれば、専門家に相談する方が望ましいでしょう。
そして、家族や友人など、周りの親しい人に相談してよくアドバイスを聞くようにしましょう。
インターネットの掲示板などで同じ相談や経験者のエピソードを調べるのも、参考になります。
離婚のご相談もありますが、今は離婚カウンセラーがいるほど専門性の高い領域です。
占いはあくまでひとつの参考に留め、込み入った事柄や人生の重大な決断については、専門カウンセラーや弁護士さんに相談されるのが現実的です。
また、他人の不幸を尋ねることも控えた方が良いでしょう。
例えば、「彼は奥さんと離婚するでしょうか?」など、相手の不幸を予測するような質問は、高い次元でのお伺いを立てる事柄とはかけ離れてしまいます。
気持ちはわかりますが、こうした質問で自分自身の波長を低めてしまわないよう、内容にも気を配ると良いでしょう。
自分自身が発する言葉には、言霊(ことだま)が宿ります。
自分にとっても相手にとっても、幸せになる言葉を発するようにしたいものです。
それが結果的に、自分自身の幸せにつながります。
他にも、試験の合否やギャンブルの予想、失せ物についてなど、占い師さんによっては占えない事柄があります。
プロフィールにその内容が記載されていることが多いので、事前によくチェックしてみると良いでしょう。
電話占いを利用する時は、お互いに気持ちの良い鑑定ができるようあらかじめ質問を準備し、節度のあるコミュニケーションを心がけるようにしましょう。
それが、より良い結果を引き出し、幸せな未来を作り出していくための秘訣でもあります。